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OKAWA first touch!
新しくデビューしたセニングシザーJシリーズの
モニター企画にご応募いただき、当選されたスタイリストさんに
実際の使い心地を聞いてみました。
vol.2
切っている感覚も切られている感覚もない

OKAWA_モニター特集ページ イメージ1OKAWA代表 ・ 大川(以下O):  今回、山根さんにはJシリーズのセニングシザー「HC212」を使っていただきました。ほかにもOKAWAのセニングシザーをお使いいただいてますが、比べてみていかがですか?

山根(以下Y): 今回のJシリーズ「HC212」はドライでのセニングに使っています。特に、トップや前髪に柔らかさを出したり、表面の軽さを演出したりなど、微妙な質感を表現できるので、ニュアンスづくりにいいですね。しかも、今までのタイプよりも軽く切れるのでフラストレーションがありません。
逆にVシリーズの「HC262」はキッチリと量感を調整するときに役立ちます。質感用のJ、量感用のVといった使い分けでしょうか。

O:HC212」の切味はいかがでしょう?

Y: いい意味で、切っている感覚がないですね。引っかかりがないので、お客様からも「切られている感覚がない」と言われます。
動かしながらセニングするときも抜けがよく、引っかかる心配がないのでいいですね。実は、そこが一番重要なんです。お客様に不快な思いをさせてしまってはNGなので。

O: 不快な思いとは、例えば毛を挟んでしまって引っ張ってしまったりとか……?

Y: 絶対ダメですね。実は僕、それが怖くてフラット系のセニングを避けていたんですよ。
抜けはいいけど、毛を挟んでしまうというイメージがあったので。でも、今回の「HC212」は、そんな心配は無用でしたね!

OKAWA_モニター特集ページ イメージ2O: おっしゃるとおり、一般的なフラット系のセニングシザーのブレードは、クシ刃をワイヤーなどでカットしているので、フラットのほうは刃ではなく、単なる台になっているので、ブツ切れになったり、ダメージになったりしてしまいます。でも「HC212」はクシ刃一つひとつを砥石で滑らかに切っていて、しかもフラット側も鋭角な刃になっているので毛を両側から挟み込んで剪断するため引っかかりもなく、切味もまったく違うんです。

Y: “よく切れる”ということは、ハサミに対する僕の絶対条件なんです。お客様の髪を傷つけるわけにはいきませんから。最近ではお客様の髪に対する美意識もますます高くなっていて、ネットなどで情報を得て知識も豊富でいらっしゃいますから、自分が今何をされているのかを確認される方も多いですね。

O: ハサミを気にされる方もいらっしゃいますか?

Y: いらっしゃいますよ!その度にOKAWAというブランドから新しく発売されたハサミで……と丁寧に説明するようにしています。どんなもので、どんなことをされているのかがわからなくて、お客様が不安になってはいけないので。
サロンワークではカット、つまりハサミがもっとも大切なんです。いくら傷みにくい薬剤を使用していても、切れないハサミでカットしてしまったら、すぐにダメージになってしまいますから。基本中の基本です。


OKAWA_モニター特集ページ イメージ1 ハサミに求めるのは装飾よりも本質

O: 山根さんは、髪のダメージには人一倍気を使われますよね。OKAWAでは、半切れやダメージのないように細かくチェックし、ときには髪の剪断面を拡大して点検を行いながら刃付けをしています。セニングには抜けのよさと切れのよさの両方が重要ですから。

Y: 本当にそうですね。ただでさえセニングするとパサついてしまうイメージがあるのか、嫌がる人も多いので。そのあたりをわかっている美容師さんは、やはりその両方を見てハサミを選んでいると思います。装飾とかデザインではなくて。

O: そういえば山根さん、以前うちが装飾をやりだしたら使うのをやめますっておっしゃってましたよね(笑)。

OKAWA_モニター特集ページ イメージ2Y: 言いましたね(笑)。デザインで道具を選んでしまうと、いつかは飽きてしまいますから。他のメーカーから、もっと自分好みのデザインが発売されたら、そちらを購入してしまいます。それは、僕らの仕事も同じ。お客様が価格だけで選んでいたら、もっと安いサロンに行ってしまうと思うんです。

O: 大切なのは本質だということですね。

Y: そうです。ヘアショーのような“見せる場”では装飾の美しいハサミを使うのは意味があると思うんですが、サロンワークでは必要がない。だからこそハサミメーカーさんには、ハサミの本質を磨くことに注力してほしいんです。セニングであれば、やっぱり抜けのよさと切味。あとは長く使えるということでしょうか。



最小ブランドだからできること

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O: OKAWAでは鋼材についても、何種類も試し切りをしてベストなものを選んでいます。鋼材のグレードが高ければ切味がいいわけではないので、そのハサミにとって最高の切味を再現できて、長く切れる鋼材を選んでいます。

Y: 長く切れるということも、ハサミを選ぶうえでとても重要です。安い買い物ではないので、デビューしたてのスタイリストなんかは、どれを買おうか、とても悩みますから。僕もよく相談を受けますよ。

O: 山根さんは、なぜOKAWAを使い続けてくださっているんでしょう。

Y: 品質の高さももちろんなんですが、メンテナンスの確実さと早さがいいですね。他のメーカーさんではメンテにだしたら逆に切れなくなったという話も、よく聞きます。OKAWAさんは、それが100%ない。信頼してます。

O: ありがとうございます。最小ブランドを謳っているだけあって、製造からメンテナンスまで、すべて私がチェックしているので。だからこそ仕上がりにバラつきがないんです。今後も、スタイリストさんからのご意見を生かしながら、より良い製品を開発できるように努めます。今日は、本当にありがとうございました。

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