
そんなモニター企画にご応募・当選された現役スタイリストに、
OKAWAシザーズを3週間お試しいただいた感想をうかがいました。


HP http://cu-kawasaki.jp/

OKAWA代表 ・ 大川(以下O): 相原さんには、カットシザーの「SG60-K」を3週間使っていただきました。初めてのOKAWAシザーはいかがでしたか?
相原(以下I): まず滑らかな切味に驚きました。今まで使っていたシザーにはない滑らかさで、毛がはじけたり逃げることがありません。OKAWAシザーを3週間使った後に以前から使っていたシザーでカットすると、刃先の当たりが硬いというか、刃先で毛をはじくような違和感がありましたね。
O: ドライカットとウェットカット、おもにどちらで使われていましたか?
I: 両方です。切味の感触はドライでもウェットでもほぼ変わりません。ドライカットでも切った瞬間の衝撃がなくて、髪を傷めない感じがします。
O: 3週間使い続けていただいて、切味に変化はありました?
I: ないですね、それも驚きです。今でも指まで切れそうなほど刃先が鋭いです(笑)。普通はこれぐらい使い続けると、切味が落ちてくるものですが。
O: SGシリーズのカットシザーは、シザーズ鋼材のなかでも最高級といわれる「微粒子粉末ハイス鋼」を使用しています。一般的な鋼材に比べて粒子が細かく硬さが均一なので、安定したなめらかな切味を生むんです。鋼材による切味の差は大きいと思いますね。いい鋼材を使うと加工も難しくなりますが、うちは手仕上げにこだわって熟練の職人が1丁ずつ手作業で作っています。

I: もうひとつ印象的だったのは、シザーを持った時のフィット感。使い始めた時から手にピタッと合って、カット中に落としそうになることもなかったです。
O: それはOKAWAシザー特有のハンドルのせいかもしれません。一般的なシザーのハンドルはコブの突起があるため、手の位置が固定されてしまいます。とはいえコブなしのストレート型ではグリップ感が弱い。OKAWAのシザーは、コブとストレートの中間という独自の「なだらかな曲線」をオリジナル設計で作っています。
I: 見た目もスッキリしていいですよね。デザインもシンプルですし。
O: よけいな装飾はせず機能性を重視する、という部分にはこだわっていますね。機能を追求すると、シンプルなデザインに落ち着くんです。
I: 僕も、シザーはシンプルなものが使いやすくて好きです。ちなみにフィット感で言うと、「SG60-K」は小指掛けの長さもちょうどよかったです。
O: 指掛けが長いと、カット中に顔や髪に当ててしまったり、シザーの取り回しが窮屈になりがちですよね。うちはハンドル一体型の小指掛けをオリジナルで設計し、カットの妨げにならず指もしっかり固定できるギリギリの長さを出しています。その長さや形状も、シザーの種類別に1mm単位で変えています。
I: シザーのフィット感がいいと、長時間連続でカットしても疲れにくいです。多い時は1日に12~13人のお客様をカットしますが、このシザーでは腕の疲れがほとんどありませんでした。それはメンズでもレディースでも、毛質が太いお客様をカットする時でも一緒です。
O: 相原さんは、普段は何本かのシザーを使い分けているんですか?
I: 僕は基本的に1丁使いです。ポイントでセニングを使うことはありますけど。使い慣れた1丁を持つ方が、手にも馴染んでいいんですよ。
O: 武士の刀みたいでカッコいいですね(笑)。「これは切れる」と信頼できるシザーが1つあれば、かなりのカットに対応できそうですね。
I: そうですね。今まで5.5インチをおもに使っていたのですが、「SG60-K」の6.0インチはサイズ的にもちょうどよかったです。僕は男性のお客様をカットすることも多いのですが、5.5インチだと刈り上げやすくいの時にちょっと引っかかるんですよね。6.0インチは細かいカット作業も刈り上げもスムーズにできるオールマイティなサイズなので、1丁使い派の僕にはありがたいです。このサイズはサロンの後輩たちにも勧めたいですね。
O: 美容師を目指す人が最初に使うシザーは重要ですよね。この6.0インチは、取り回ししやすいという意味でも美容師になって最初に使っていただきたいサイズです。
I: 切味のもち具合も重要ですね。特に刃先はよく使う部分なので、刃先の切味が持続するかどうかを重視しています。
O: 切れないシザーを無理して使うとフォームが乱れがちになり、腰痛や腱鞘炎の原因にもなります。ベテランの方ももちろんですが、特にカットフォームがまだ定まっていないジュニアの方ほど、最初からいいシザーを使っていただきたいですね。
I: 妙に安いシザーを買ってしまうと、研ぎに出してもすぐダメになるし……。
O: 切味の持続性は価格に出ますね。うちのシザーも鋼材などに投資しているぶん他社さんより1~2万割高ですが、切味が落ちるスピードは遅いと自負しています。すると研ぎの回数が少なくて済むんです。シザーの研ぎは、刃の表面をごくわずかですが削ることになるので、研げば研ぐほど刃が痩せてしまう。なるべく研がずに済むシザーが、寿命が長く結果的にはリーズナブルなんです。
I: 研ぐ回数が少ないと、代用のシザーを使う機会も減るので助かります。カットシザーにも価格によるクオリティの差が出ることが、今回よくわかりました。このインタビューが終わってもOKAWAシザーを使い続けます(笑)。
O: ぜひ10年、20年愛用し続けてください!
I: そうですね。今年は「SG60-K」を使ってコンテストにも挑戦する予定です!
