今夏にOKAWA pro-scissorsから発売された 新ブレード「Jag」
発売直後から、多くの反響やご満足の声をいただき、愛用者が急増中です!
より一層、Jagの魅力について知っていただけるよう、
既にJagをご愛用されている
20人のヘアスタイリストの皆さまからメッセージをいただきました。
OKAWA pro-scissorsのセ二ングシザーの要「クシ刃」を専門に造る新潟県の職人。その職人はセニングシザー造りにおいて“切れの良さと髪の毛へのダメージ軽減”を最優先に考え、クシ刃1つ1つに鋭角な刃を施し、2枚刃のせん断によってカットすることにこだわり続きけてきました。現在のセニングシザーのクシ刃に用いられる加工技術は、その用途の違いなどにより、0.01mm単位で造られる非常に精密な構造になっています。
〈従来のV溝によるもの〉 溝に落とし込んだ毛は完全に流れを失ってブツ切れ
されてしまうので、重たい切味になってしまいます。
ある時、0.6mmほどの小さな溝のクシ刃を製作している工程で、ふと「この小さな溝をカットシザーにも応用できないものか…」と思うようになったのです。しかし、これまで精密単位のセニング造りで培ってきた熟練の加工技術を持っていても、なお、理想の切れ味を生む設計を導き出すことは容易ではなく、刃のこう配や階段のピッチなど0.1mm単位で様々なパターンの試作品作りを繰り返す日々。その試作の数は150を超え、開発に2年もの時間を要して理想的な段差を追求していきました。
一方、代表の大川は以前より笹刃タイプのシザーをメインとして扱うヘアスタイリストから、「笹刃の持ち味はそのままに、毛の滑りをもっと抑えることはできないか?」と相談を受けており、その要望をかなえるシザーをなんとか実現させたいと考えていました。笹刃はパワフルで柔らかな切味が最大の魅力。ドライカット向きのシザーで本来、毛を逃がすことで優しく切れる構造となっています。よって、〈毛の逃げを抑えること〉と〈力を使わず柔らかく切れること〉の両立は不可能とされていたのです。
しばらくして、大川が自社のセ二ングの打ち合わせに新潟県の職人のもとを訪れた際に、「ブレードに細かな階段状の刃を施すことで毛が逃げにくくなる」技術の提案を受けました。そして、その特殊な技術からヒントを得て、OKAWAの笹刃ブレードと組み合わせることで、相反する特徴を併せ持つ“理想のカットシザーズ”を生み出せると確信したのです。その後は試作のシザーを信頼するプロの方々に実際に使用してもらい、使用感や改善点を聞かせていただきながら改良を重ねていきました。また、手への負担を軽減するために重量を減らし、ハンドルの寸法や刃の長さを1mm単位で調整することで、より疲れにくく長時間のカットでもストレスフリーな設計になっています。
こうした試行錯誤の末に、従来のカットシザーとは全く違う、新感覚のシザーズ「Jag」が誕生しました。シーンを問わず活躍する万能シザーとして、これまで柳刃をメインとして使用していたヘアスタイリストの方々からも多くのご支持をいただいております。
ブレードに施されている階段状の刃は従来シザーの約半分の閉じで毛をせん断することができるため、毛の滑りを抑えてカットすることができます。また特殊な加工により1段1段に鋭角な刃つけを施しているため、毛髪にダメージを与えません。
Jagのパフォーマンスを最大限発揮させるために開発された笹刃状のブレードは柔らかな切れ味を生み、美容師の手にかかる負担を軽減します。スリム化と軽量化にもこだわり、1日中使っても疲れない設計になっています。
Jagは従来のようなカットシーンごとのシザーの使い分けをする必要がありません。様々なカット技法に対応し、ウェット、ドライのように毛の状態でシザーを使い分ける必要もありません。今までの面倒をこの1丁で解決することができます。